追悼・三浦春馬さんを偲んで。
皆さん、こんにちは。
79回目の投稿です。
いつもありがとうございます。
人気俳優の三浦春馬さんがお亡くなりになりました。
享年30歳……。
まだまだこれからの活躍が期待されていたことと思います。
とてもショックで残念です。
三浦さんの訃報を知った時、
今からちょうど18年前に起きた出来事を思い起こしました。
私には姉の他に二人の兄がいます。
二番目の兄が、やはり自ら自分の人生に終止符を打ちました。
亡くなる前の数年間、音信不通でどこでどう暮らしているのか全くわかりませんでした。
私が勤めていた職場に突然警察から電話があり、
兄の訃報を知りました。
実家から遠く離れた地方都市の公園で、ひっそりと亡くなっていました。
頭を鈍器で殴られたような、強いショックを受けたのを記憶しています……。
兄の他界後、私は自責の念にかられました。
私がもっと優しく接していれば、兄は死ななかったかもしれないと……。
同時に、「なんで自分から死んだの?」という怒りがこみ上げてきて、
なんで?という言葉がしばらくの間、頭の中を駆けめぐっていました。
その後、自死遺族会の活動にも数年間携わりました。
三浦さんの身に何が起こっていたのか、私には全くわかりません。
私も今までの人生で、自殺を本気で考えた事が少なくとも二度ほどあります。
一つめは、リーマンショックで勤めていた外資系の会社を解雇された後、
200社近く求人に応募しても再就職先が見つからなかった時……。
二つめは、顔に癌ができて、顔の右半分が大きく腫れ、
放射線治療の影響で右側後頭部の髪が抜け落ちて、
重い鬱を併発した時……。
当時カウンセラーの仕事をしていましたが、結局仕事も失ないました。
私は周囲との交流を絶ってしまった為、
辞めた職場では私の死亡説が流れたと後から聞きました。
おそらく、三浦さんも相当しんどかったのではないか、
そう感じました……。
私も本当にしんどかったからです。
大正生まれで大きな戦争を生き延びた気丈な母が亡くなる数年前、
一度だけボソッともらした言葉があります。
「あの子(兄のこと)の事を思わない日は一日たりともないのよ。」と……。
三浦さんのご両親のお気持ちを考えると(特にお母様)、
本当に胸が痛みます。
遺族会でもたくさんのご遺族のお話を聴かせていただきました。
一つ言えるのは、
我が子を自死というかたちで失なった親御さんの悲しみは、
深い海の底よりも、ずっとずっと深いものであるという事です……。
亡くなった兄を思い出しても、
心が穏やかでいられるようになったのは、つい最近の事です。
兄が夢に出てきて、笑顔でいる姿を見てからなのです……。
三浦さんを偲んで、
カーペンターズの『青春の輝き』を捧げます。
青春の輝き / I Need To Be In Love [日本語訳付き] カーペンターズ
三浦さんの明るく爽やかな笑顔、
人柄の良さが滲み出た洗練された雰囲気と輝きは、
これからもずっと私達の心に残ることでしょう。
三浦さん、今まで本当にありがとうございました。
三浦春馬さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
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