また起きた有名人の自死。
皆さん、おはようございます。
いつもご覧いただいて、ありがとうございます。
タイトルからもわかるように、今日はディープな話題です。
苦手な方は、遠慮なくスルーしていただいてオーケーです。
俳優の渡辺裕之さんがお亡くなりになりました。(享年66歳)
縊死(いし)と公表されたので、自死だったようです。
縊死という言葉を初めて知ったのは、ちょうど20年前に次兄が亡くなった時です。
次兄も渡辺さんと同じく縊死でした。
死亡診断書に手書きの文字でそう記されていたのを、今でもはっきり覚えています。
渡辺さんの訃報を知ってから、何が彼をそうさせてしまったのか、ふと考えてみました。
ギリシャ彫刻のように端正なマスクと逞しいプロポーション、たおやかな奥様(女優の原日出子さん)、数多くのCMやドラマ・映画に出演し、華やかなキャリアを築き上げてきたのに、一体なぜ………?
私は三浦春馬さんが自死された時も、ブログに記事をアップしました。
相当しんどかったのではないか?と……。
渡辺さんも…
華やかな表舞台の裏側では、きっとそうだったのかもしれません。
私も53年生きてきて、過去数回自死を本気で考えた経験がありますが、やはり本当にしんどかったのです。
最もしんどかったのは、勤めていた外資系企業をリーマンショックで解雇されて、その後200社近く求人に応募しても、全く次の就職先が見つからなかった時……。
自分は社会から必要とされていないと意気消沈していたところへ、当時一番信頼していた友人からの辛辣な一言が、さらに大きく胸に刺さりました。
「あなたがやる気を見せないから採用されないのよ!」
彼女の言葉を聞いて、私は返す言葉もなく沈黙してしまいました。
ずっと専業主婦で、旦那さんの庇護のもとに何不自由ない生活を送っているあなたに一体何が分かるの?と思いましたが、当時の気弱な私は何も言い返せませんでした。
今ならはっきり言い返せます。(今の私は、13年前のあの時のままの私じゃないわ…)
それからほどなくしてその友人との縁は切れました。(風の便りでは、激しい気性の彼女は今は絵を描いているようです…)
もう二度と会う事はないでしょう。
それにしても…
本当にしんどかったのです。
自死を思いとどまらせたのは、母の存在でした。
介護が必要な高齢の母を残して、次兄と同じようにはやはり死ねないと…。
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今ひとつだけ言える事は、死ななくて良かった、生きてきて良かったという事です。
もし仮にあの時死んでしまったら、四季折々に咲く美しい花を愛でる事も、美味しい食事に舌鼓を打つ事も、美しい風景の中に身を委ねる事もなかったからです。
奥様の原さんの心情を考えると、本当に胸が痛みます。
渡辺裕之さんのご冥福を心より祈念申し上げます。
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最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
引き続き、世界の平和を祈ります。🌈
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