tanpoposumireのヒュッゲな毎日♪

ヒュッゲなライフスタイルを実践する。

老親の介護について考えてみる。

皆さん、こんにちは。

211回目の投稿です。

いつもありがとうございます。(^.^)(-.-)(__)


お隣さん宅のおばあちゃん(80代)の姿を最近見かけなくなりました。


あら、どうしたんだろう?と思い、庭仕事をしていた若旦那さん(といっても60代)に訊いてみたら、市内の老人介護施設に入所したとの事でした。


ちょっと寂しい感じがしました。


長年住み慣れた町の家屋敷を引き払って、娘さん夫婦の住む家に引っ越してきて約2年、デイサービス通所にも慣れてきた頃に、別の施設に入所…。


やむを得ないご事情もあったのだと察します。


うちの母(山岡久乃さんによく似ていた、笑)はデイサービスはもちろん、老人介護施設なんてもってのほか!という人だったので、最期まで自宅で自分の好きなように過ごしました。


息を引き取るほんの10分ほど前まで、ダイニングテーブルで私と普通におしゃべりしていました。


ロールパン1個とミカン1個を食べた後、リビングにある介護ベッドに戻り、急に苦しそうに咳き込んだので、「お母さん、大丈夫?」と声をかけたら、「苦しいんだよ…。」とポツリささやいたその一言が最後の言葉でした。


少し前から体調を崩していましたが、まさかこんなに急に亡くなるなんて思ってもみませんでした。


でも…母は生前、「アタシ、周囲の人を煩わせるのは嫌なの!だからポックリ逝きたいのよ!」とよく言っていました。


その思いと言葉が現実のものになったのです……。


今が旬の椿の花…散り方が母の逝き方とよく似ています。ピンク色の椿の花言葉は、『控えめな美』『控えめな愛』『慎み深い』だそうです…。



末っ子の私が、働きながら母を7年間介護しました。


なんで私ばっかり?と思い悩んだ時もありましたが、今振り返ると私にとっては母と過ごしたかけがえのない貴重な時間でした。


私の事を気遣って、母は本当にポックリとあの世へと旅立っていきました…。


母は人生のラストシーンまで自分でクリエイトしたのです。圧巻です。


老親の介護は本当に切実な問題です。


経験者なので、その苦労や痛みもわかります。


お隣のおばあちゃんが、残された有限の時間を施設で幸せに過ごしてくれるのを心から願っています。


最後まで目を通していただき、ありがとうございます。

(^.^)(-.-)(__)